こんにちは。
今日は弊社の空室対策の取組について書いてみたいと思います。
昨年冬にとある会で賃貸マンションのオーナー様と出会いました。
「ワシのマンション13室も空いてるからかなわん!(名古屋弁?)」(←こんな感じでお話をされてました。)
13室も空き室ってどういう事?!経営成り立つの?
と空室問題が大好きな私は早速実際に見学させていただくことにしました。
実際にマンションに到着すると、外観はとても立派で
何故13室(マンションの1/3)も空室のままなのか、わかりませんでした。
「家賃が高いのかな?」と思い賃料設定等伺うと
相場より確実に1万円は安いのです。
それでは・・・と
問題は鍵をお借りして、部屋を見学させていただいてわかりました。
問題①
「鍵が現地マンションに無い」
賃貸仲介さん達は毎日沢山のお客様からの問い合わせに対応し
見学できるのなら、来店当日でも案内をされます。
一日に10件以上物件を案内される仲介さんも沢山居ます。
そんな仲介さん達に一手間も二手間もおかけしてしまうのが「鍵が現地に無い問題」です。
忙しい仲介さんは「この物件鍵すぐ借りられないよな・・・」と思うと、案内を後回しにしてしまいます。
残念ですがしょうがないですよね。
だいたい同じ条件の物件であれば簡単に案内できる方を優先します。
早速キーBOXを購入して頂き現地に設置しました。
こんなやつです。
これでオーナー不在の間も見学していただける様になりました。
問題②
「長期空室で部屋が埃っぽい&臭い」
お部屋って住んでなくてもどんどん埃っぽくなるんですよね。
1年以上放置されたお部屋は全く掃除をしないと埃だらけです。
それから排水口には「封水」といって配管からの匂いが上がってこないように
水が溜まっているのですが、長期で空室になると「封水」が蒸発してお部屋が臭くなる場合があります。
定期的に排水に水を流して乾かないようにしなければいけません。
空室の場合1.2ヶ月に一度は全部の配管に水を流します。
実は物件案内の中で非常に印象に残るのが
「なんか暗かった」と「なんか臭かった」です。
特にクサイと部屋を何件も見学してるお客様は真っ先に排除してしまいます。
蛇口を捻って水を流すだけで防止できるので、是非やってみて下さい。
忘れがちな洗濯パンもお忘れなく~。
私はいつも車に掃除道具を積んで居るので(下ろすのがめんどくさいだけ)
サクッと掃除をしてスリッパ等を置かせて頂きました。
スリッパも賃貸仲介の皆さんは持ち歩かれるので
本当は置く必要も無いんです。
ですがカゴに入れてあげて、緑を添えるだけで玄関の印象がすごく良くなります。
ちょっとした小物が置いてあるだけで「管理が行き届いてそうだな」という印象になるのではと思います。
問題③
「そもそも物件案内の発信が出来ていない」
どうやって募集をされているのですか?と伺うと
「問い合わせが有るから答えてます。最近は少ないです」とのことでした。
賃貸仲介さんは非常に人材の移り変わりも多いです。
大手さんでも「転勤」が多くて
担当の地域がどんどん変わります。
物件の発信が出来ていないと、気がつけば担当の店舗は全て新しい人材に・・・
むしろ移転・閉店・開店してる・・・
マンションの事を知っている人が居なくなれば当然案内はありません。
そもそも問い合わせも無くなってしまいます。
弊社では実際に店舗を周って部屋付のお願いに伺ったり、定期的にFAXで案内します。
これをオーナーさんが直接なさっている場合もありますね。
多分気がついた方もいらっしゃると思うのですが
ここまでの改善ほとんどお金かかりません!!
手間暇はかかりますが・・・
いきなり空室に掃除機かけだしたり、スリッパを設置したりと
オーナー様も初めは「???」という感じだったかもしれません。
というか私自身「大丈夫だよ・・・大丈夫・・・」と念じながら募集させていただきました。
お陰で昨年冬からお手伝いさせていただいて
数えてみたら今週10室目の入居が決まりました。
退去もありましたので満室まではもうひと頑張りです。
がんばります!
そして賃貸仲介の営業マンさんいつもありがとうございます!!